ピーター タクソ-イェンセン　駐日デンマーク王国大使から
みなさまにメッセージをいただきました

駐日デンマーク王国大使として、アンデルセンが今年もデンマークフードの祭典であるデンマークフェアを開催されることを大変うれしく思います。アンデルセンはその卓越した技術によって日本におけるデンマークのパンづくりの伝統を守ってきただけでなく、日本の皆さんにデンマーク人が大切にしているヒュッゲの心とデンマーク文化を紹介しています。アンデルセンがこのようにデンマークの素晴らしい一面を紹介し、日本のフードシーンにおけるデンマークの存在感に貢献してくれていることは我々にとって大変ありがたく、深く感謝いたします。
今年のデンマークフェアも多くのお客さまでいっぱいになることでしょう。昨年は光栄にも広島アンデルセンでのオープニングセレモニーに参加し、長さ4メートルのバゲットをカットしてフェアの開幕を祝いました。

このフェアではデンマークから遠く離れていてもデンマークの食材や伝統的なものを見つけることができるので、我々デンマーク人もとても楽しみにしています。ライ麦パンは私のお気に入りで特にローストビーフやレバーパテをのせてつくるスメアブロと呼ばれるオープンサンドイッチが大好きです。ライ麦パンは私たちにとってとても特別なもので、ランチやヒュッゲなひとときを過ごすのにかかせません。

食のおいしさ、ヒュッゲに留まらず、デンマークはサステナブルな生活への取り組みでよく知られています。現在進行中のグリーンエネルギーへの転換は、風力や太陽エネルギーなど天然資源の利用を強化し、日常生活における環境問題への取り組みを反映しています。サステナビリティはデンマークの食文化にも深く関係しており、地元産の旬のオーガニック食材、責任ある漁業の実践、食品ロス削減の精神、植物由来食品の選択肢などへの注目が高まっています。そんなデンマークについて、デンマークフェアを機にさらに関心をもっていただけると嬉しいです。

今年のデンマークフェアに参加されるみなさまに心より歓迎の言葉を送ります。デンマークの暮らしに浸り、ヒュッゲな時間をごいっしょできますように。